例えばトヨタ株1億円分を誰から貰ったと仮定します。贈与税等は考慮せず、純粋に運用だけの話で考えてください。その場合どうすればいいか、
まずは半年かけて全株を売り飛ばします。
1株も残す必要はありません。理由としては、偏ったポートフォリオは危険だからです。
全て同じ銘柄の株で持っていては、売るタイミングを見つけることは至難の業ですし、上場廃止や倒産のリスクもバカにできません。一旦は全て現金化し、しかるべき投資に再配分する必要があります。
投資方法としては、投信や国債等もありますが、それよりも株やFXが良いでしょう。理由としてはリスクやリターンというよりも手数料の問題です。投信や個人向け国債は手数料や拘束期間が長すぎです。1億円となれば数%の手数料といってもバカには出来ない額になります。証券会社にもよりますが、株やFXならば高額取引でも手数料を抑えやすいです。
その後の資産の購入の仕方は、ドルコスト平均法しか無いですね。一定額ずつ定期的に買うことで高買いのリスクを減らせるほか、一度に大量に買うことによる値上がりも防ぐことが出来ます。だいたい2年くらいで少しずつ資産化していくのが良いでしょう。
まあこれで何が言いたいかというと、1つの資産を処分するのに最短二年かかるんですね。それだけ投資というのは忍耐が必要となるものです。実際は複数の運用を同時にやるので、体感的にはもっと短いですが、これを見て「長いなあ」と思った人は投資に向いていないということです。
【執筆:T.I.】
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