自分で銘柄を選ぶようになった初心者が、必ずといっていいほど買う銘柄があります。それは、最低購入代金が低く、大幅な値上がりが期待でき、意外と人気があります。
その名は「ボロ株(低位株)」です。
ボロ株は一般的には最低購入代金の低い銘柄群のことを言うようですが、株式分割をしたり、銀行のように意図的に低い購入代金に誘導する企業もあるので、ここではとりあえず
「株式市場の中で相対的に危ない株」
くらいで考えてください。
「ボロ株」のチャートは多少違いはあれどだいたいこういう特徴が出ます。
・普段は市場の変化に関わらず不自然なまでに横ばい
・突然思い出したように株価が倍以上になることがある
・急騰した時を除けば株価0への道筋が見える
こういった感じです。
ボロ株を購入した場合の儲け方は簡単に言えば、「横ばいの時に買って数倍に急騰したら売る」というやり方です。
しかし、まずボロ株自体をオススメできない理由としては、「数倍程度の急騰ならボロ株じゃなくてもある」ということです。
例えば、ポケモンGOブームの時の任天堂は直近株価から2倍になりました。同じ額を結局買うなら、情報が集まりやすく倒産可能性も低い非ボロ株の方が遥かに良いということです。
ボロ株を初心者にオススメ出来ない理由としては、
・市場の流れに影響されにくいので市場の流れを読み取るセンスが身につかないこと
・たとえ倍になっても初心者では売り損ねる可能性が高いこと
・資金力が低いうちは倒産で損することがかなり痛いこと
です。
もう全く初心者向きではないので、ボロ株は最初から買わないことが賢明です。もし既に買ってしまった場合は、微益で売却することをオススメします。その時に「もしかしたら数倍になるかもしれないのに…」と考えると躊躇いがちなので、「こんな倒産寸前企業で○%も利益が出たのは十分すぎる」と考えましょう。
株式投資は自分の心との勝負なので自己暗示も武器として役に立ちます。
【執筆:T.I.】
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