新規公開株(IPO)って何?

2017/02/26

投資

 


IPOとは"Initial Public Offerin"の略で、日本語にすれば新規上場株式という意味です。

株式を発行している会社のことを株式会社と言いますが、逆に言えば株式さえ発行していれば株式会社になれるので、せっかく株式を発行していても、自由には株を買えなくしている会社が日本には多いです。

そのような制限されていた環境から、証券会社を通じて投資家が自由に買えるように、特定の市場へ株式を公開する行為がIPOとなります。
IPOを行うとどうなるかと言えば、企業は資金調達を行うことが出来ます
また、上場によってある種企業の信用が証券会社等によって保証されるので、業種によってはそれ自体が収益力の向上に繋がる場合もあるようです。

デメリットとしては創業者などの経営権が弱まることです。
広く一般に投資を募るわけですから、それ相応の権利が購入した株主に与えられます

一番大事な投資家にとってのメリットは、


その銘柄の株が買えるようになる


これがまず第一です。買わなきゃ話が始まりません。
さらに、


市場ではなく企業の言い値で買える

これが非常に魅力的です。
上場する企業は多くの投資家に自社株を買ってもらいたいので、基本的には言い値と言えども安めの価格を提示してきます。その価格で買えば上場した瞬間にいきなり含み益のある株価で売れる、なんてこともザラです。
問題としては、魅力がありすぎて購入する為に抽選が必要な場合が多いことです。利益が出そうな銘柄ほど人気は高くなり、当選率は低まります。

ただし抽選の方法は証券会社によって色々なので、IPOの方式で証券会社を選ぶというのも手です。


【執筆:T.I.】