FXのリスクは色々とありますが、一番といえばやはり急な値飛ばしによるロスカットです。それを防ぐためには、
・経済と社会情勢の安定
・日々の流通量が多いこと
・実需がしっかりしていること
・日々の流通量が多いこと
・実需がしっかりしていること
が必要です。
この中で流通量に関してはユーロ/ドルの方がドル/円よりも多いのですが、ユーロ危機から立ち直れていないのか近年はシェア下落傾向にあることが重しです。また、ギリシャに代表されるように流通国の経済が安定していないのも問題です。
それに対し、ドル/円はユーロ/ドルに続く第二位の流通量があります。また、ユーロと違って流通圏が1つしか無いためカントリーリスクが小さいです。さらに、トヨタのように国内に大量の支払先を持つ企業も多いので、輸出企業がドルを円に両替する実需が定期的にあるのもプラス要因です。
ポンド/ドルは流通量第三位ですが、シェアで見ると上よりも一桁違うので、不安定性は段違いです。
総括してみると、ドル/円の安定性というよりドル・円以外のユーロやポンドといった通貨の不安定性の方が目に付きます。特にユーロは前世紀に世界中で注目されていたわりには、シェア動向などを見ても期待外れとしか言いようがない動きをしており、ユーロという通貨を続けていくならば、かなりのテコ入れが必要となるでしょう。
【執筆:T.I.】
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