チェリーコークが格差社会を救う!?  ~バフェット流投資術~

2017/03/24

投資

 


チェリーコークはアメリカのコカ・コーラ社が販売している製品の一つで、通常のコカ・コーラにロリポップキャンディーを詰め込めるだけ詰め込んだような、ゲロ甘なチェリー味がします。

日本では現在正規販売されていませんが、それでも一部の投資家には有名な製品です。著名な投資家で、私の師でもあるウォーレン・バフェットが愛飲しているためです。
彼は1日に4~6本飲むのでちょっと常軌を逸していますが、頭を使う仕事と甘い飲み物は相性が良いのでチェリーコークという結論に至ったのでしょう。

それ以外のバフェットが他の投資家と違う点としては、彼が時節や環境に限定されない投資をしている点です。彼はアメリカ株しか買いませんが、それは彼が米国籍でアメリカ在住だからであって、日本なら日本、イギリスならイギリスで同じことをしていたことでしょう。

現代の著名な投資家は他に、ジョージ・ソロスジム・ロジャーズなどがいますが、彼らの投資は、ソロスはポンド、ロジャーズは商品相場に代表されるように、特定の金融商品や特定のチャンスに依存しており、何時でも誰でも出来るわけではありません。
バフェットの場合は大きく株に依存していますが、彼の場合は株式相場全体の上昇には頼らず、個別株の企業の内在性に着目しているため、銘柄の数だけ選択肢があると言えます。

投資でよくある"チャンスを待つ"というやり方は、得てしてチャンスを待つことのできる富裕層に圧倒的に有利です。貧困層はチャンスなど待っている間にまさにジリ貧で死にます。

バフェットが支配するバークシャー・ハサウェイは、30年の間に年率33.4%ずつ増えていきました。当然ながらこの間に株式市場全体が同じくらい増えていたわけではありません。彼はチャンスでもピンチでも無い中でこれだけ儲かる手法を編み出したのです。

ただ、やり方を考える必要はあります。日本でバフェットをやり方をそのまま真似しても100%失敗します。しかし、バフェット流が日本では全く通じないわけではありません。

彼のやり方は「戦術」というよりは「戦略」なので、基本原理に関しては(資本主義国ならば)どこでも通用します。問題はその戦略を実行する為の「装備」についてで、最適な兵装を選択しなければ勝てる戦いにも勝てません。

日本ならばまず、株とドル円両替レートの連動性を排除する必要があります。色々と方法はありますが、現在ならばFXを利用するのが良いでしょう。チェリーコークを買って飲んでみるのはその後が良いと思います。


【執筆:T.I.】