【検証】銀行の預金利息は本当にクソなのか?

2017/03/06

投資

 


このブログでも何度か銀行の預金金利は糞という話をしてきましたが、検証も上げずにそんなこと言うのは無礼だと思ったので検証してみます。

 ※2017年3月6日時点


検証対象はイオン銀行の普通預金です。

「定期預金じゃないの?」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、イオン銀行は金利が元から高めな上に普通預金の方が定期より利息が多いようです。

対象:イオン銀行普通預金(カードセレクト有り)
年利:0.120%
期間:1年を想定

まず第一に預金の場合は預金保険制度の対象であることがメリットです。これにより1000万円の元本とその利息までは保証されます。つまり預金金利の場合は元本1000万円で比較するのが最も有利と言えます。

投資資金:1000万円

預金金利においてやはり問題になってくるのはそのリターンの低さです。
上記想定の1000万円を年利0.120%で回した場合を計算してみると、

1000万円 × 0.120% = 1万2千円

となります。
1000万円あって1年後に1万2000円しか増えないのは、投資としてかなり疑問符が付きます。1年もかかることを考えれば、ギャンブルに注ぎ込んだ方がマシな場合さえあります。
さらに年利ではなく月利に換算してみると、

Excel関数式にすれば =POWER(1.0012,1/12) - 1
となり、つまり月利たった0.009995%しか無い計算となります。

はっきり言ってこの利息は預金者を舐めています
友人どころか小学生に貸した方がマシな利息です。

上記の預金保護制度で1000万円までは貸し倒れないとはいえ、いくらなんでも酷い利息の低さです。
結論としてはやっぱりクソだったわけですが、決済と引出用口座として普通預金を使う分には、人件費や固定資産等々を差っ引いた上での金利と推定できるので、むしろどんどん積極的に利用しましょう。


【執筆:T.I.】